PECOBEER KITCHEN

海を泳いでどこへ行こうか

守破離は大事

守破離は大事

何事にも基礎知識や、これはわかっておかなきゃってことがある。
第一線で活躍してきた人が、「これは大事だ」って口を揃えて言うようなことが、どの分野でも確実にある。

守破離」は「しゅはり」って読むんだけど、武道などで使われる言葉らしい。
最初は型をとにかく守って覚える。
そして型を破り、型から離れていく。それが守破離

ぼくはいま料理において型を習得する「守」の段階にいると自覚しているんだけれど、なるべく早く型を噛み砕いて消化してしまって、破る段階に行きたいと思っている。
そもそも料理の世界に型がちゃんとあるのかは不明だけど、美味しい料理における常識をたくさん吸収したい。

最近、あてずっぽうに料理を作ると大抵うまくいかないなってことに気づいて、これは「守」ができていないせいなんだと思っている。
デザート的なビアカクテルを作りたくてバナナシェイクと黒ビールを混ぜているのだけれど、全くうまくいかない。味も見栄えも悪い。
カクテルの世界も深い。確実に勉強不足だと思う。

話はそれるけど、日本の地ビールブームが収束してしまったのも、基礎を知らない人たちがあてずっぽうに作ったビールが世に出回りすぎたせいだと思う。
基礎がわかっていないものの美味しさなんてたかがしれてる。基礎なくして、いきなり美味しいビールを作れることなんてない。

仮にしょっぱなから美味しいものができたとしたら、それ以前に積み上げた何かをうまく転用できたのだと思う。
伊勢角屋が多くの人に評価されるビールを作れているのは、発酵の下地があったからじゃないかな。 なんの積み上げも勉強も経験もない人が、美味しいものをいきなり作れるわけがない。

いまは、夢中になって自分で勉強できる状態だから料理学校は必要ないかなって思ってるけど、一応視野に入れておく。

…真面目かよ!!!

以上です!!!